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2010年4月

2010年4月19日 (月)

車の色は空の色

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もう昔話になるが、某地方都市でアパートを借りると、「駐車場は何台分必要か」と聞かれた。当時の我が家では自動車免許を持っているのは家内だけだった。小さな県庁所在地市内に住んでいたのでバス、タクシー、家内の運転だけで充分だった。

「近々、仕事場が田舎に移転するから自動車通勤になるよ」と言われた時には本当に困った。事情を説明したところ、忙しい最中ではあったが免許証取得まで残業を免除していただき、ありがたいことにドライバーデビューを果した次第である。
そして我が家は車二台持ちとなった。

車があるというのは良いもので、特に仕事においては行き帰りの独りのびのびは心に活力を与えてくれるので、生産性が軽く二倍を超えるようになるし、毎週土日は家族でキャンプと、明らかに生活の質が向上した。
私の車のトランクには釣道具一式が常時有って、会社帰りだろうが、夜中だろうが、思い立ったら海に居た。

そんな素晴らしい日常も転勤で終わりとなった。都会の若いサラリーマンでは到底車二台持ちとなんて無理だし、その必要も無い。二台から一台にすることになった訳である。その時にこのOdysseyを新車で購入した。

ミニバンブームの始まりの頃で、キャンプ道具満載を思い描いていて実際にそうなった。Odysseyを選んだ決め手はタコメーターが無いことと、独特な動きをするワイパーだった。
Odysseyは以来15年間、15万キロの長編叙事詩を共にした家族の思い出満載の車となった。
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大きな車体は5人家族には重宝した。骨折治療中は車いすを積めた。鳥取から神戸への転院も寝ながらの移動だった。
屋根が破れて修理をしたなんてこいつぐらいだと思う。

さて、15年にもなると色々と事情が変わる。運転技術は衰える一方だし、家族の時間を合わせることも困難になった。Odysseyは我が家には無駄に大きな車になってしまった。

だからバイバイ。

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今日、車検の有効期限が切れる。最後まで必要を満たしてくれたのだ。これって何か凄く良い感じである。

神のなされることは皆その時にかなって美しい。(伝道者の書3章11節)

この時に至った経緯を振り返って。

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